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昨晩のことが忘れられず、メールをしたためています。 そっと脱がせば、ちらりと覗けた白い肌。艶っぽい裸体を隠す全てが憎らしく、僕は引き千切るようにそれらを乱暴に剥いでいった。 恐る恐る肉体に触れると柔らかく弾んで、僕の指先には拒まれたような感触が残った。その程よい弾力は僕にたまらない興奮をもたらし、今度は躊躇いもなく胸部を強く、それからくまなく全身をほぐしていった。触れた先には次第に、ぬめりのある液体と生臭い匂いが纏わりつき、口に運びねぶると塩の味がして、甘美に僕の脳髄を駆け抜けた。 「美味そうだ」 半開きの口に虚ろな目をして横たわる姿に、思わずそう口をついて出たのは本能のせいだろうか。僕は生唾を呑み下してから、微塵の遠慮もせず思いっきり突き立てた。何度も、何度も、執拗にえぐるように――内臓にまで達するのではないかと思えるほどに。向きを変え、自らの欲望を満たすために求め続けた。 ![]() 昨晩食べた焼き魚は本当に美味しかったです。 あとがき 不本意ながら、友人たちの間ではこの話がボクの代表作になってしまっているようだ。エロチックな表現を凝らすのは嫌いではないけれど、それがメインになってしまっている、色を売りにしたような話というのはあまり好きではなかったりする。 文芸社が昔やっていた、ショートショート大賞に投稿したところ、エントリーされて一週目は最優秀賞に選ばれたが、こうした話は飽きられるのもやはり早く、二週目で見事に消えた。 何度読んでも楽しい、何度読んでも考えさせられるところがある。そんな印象を持ってもらえるような話がボクの理想とする小説であったりする(´・д・`) 考えてみたら、この話、真ん中部分は昨晩の回想だ。ということはメールの文面というのは最初と最後の二文だけということになる。「忘れられず」といいながら、「本当に美味しかったです。」という言葉だけで片付けてしまうメールって、なんとなく慇懃無礼な気がしないでもない(´・д・`) |
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コメント |
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魚!これが代表作ですか。
一作のショートショートで決められるってもったいないですよ。 もっと他の作品もアピールしてください。 と言ってもこれは傑作だしなあ・・うーん。
No.26 2008/02/17 08:51 |
neon1914 #- [ 編集 ]
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